トイレトレーニングをしていて、お子さんがトイレに行きたがらないというのは、かなり困ることなのではないでしょうか。私も、子どもがトイレを怖がったので、かなりトレーニングに時間がかかりました。その時は、トイレに入れないならとおまるから始めて、おまるでできるようにしてから次の段階を考えるようにしたら、おしっこをすることに慣れたおかげか、抵抗なくトイレに入ることができるようになりました。

トイレを嫌がる場合には、無理に連れて行かないように気をつけましょう。嫌がる子どもを無理にトイレに連れて行こうとすると、子どもにとってはますますトイレが怖いところになってしまいます。そうなると、トイレに近づきたくなくなるなどさらに状況は悪化してしまいますので、まずは無理強いをしないということに気をつけたいものです。

それから、トイレに行きたくない理由は何かを考えてみる必要もあります。例えば、狭い空間が苦手でトイレが怖いこともあります。そんな時は、トイレのドアを開けたままにしておくだけで、トイレを怖がらなくなったという話もあります。

暗いから苦手だと感じるようであれば、トイレの照明を明るくするという対応もできます。それが難しければ、壁紙を明るい色のものやかわいい模様のものに取り換えれば、それだけでトイレの雰囲気を変えることができます。そうすると、トイレに行きやすくなることもあります。

それから、トイレに行ってしなければいけないという雰囲気を感じさせないように、遊びの一環として例えば「トイレ駅」のようにして立ち寄るというのも一つの方法ですね。トイレにシールを用意しておいて、おしっこができたらそれを貼るという工夫もよく聞かれるものですが、子どもはシールが大好きなので、これも子どもに興味を持たせるのにはいい方法かもしれません。

そして、おうちの人と一緒にトイレに行って一緒にするというのもいいですね。子どもは、大好きな人と同じことをするのが嬉しいものです。そこで、おうちの人がお子さんを誘って、一緒にしようと声を掛けることで、自分だけがトイレに行く時とは違った感覚になり、トイレに行くことを受け入れられるようになることもあります。

大切なのは無理強いをしたり怒ったりしてお子さんに嫌な気持ちを持たせないことです。トイレに関わることで怒られたことが、よけいにトイレ嫌いを招いてしまうこともあります。そのため、トレイに行くときには楽しい雰囲気を作ることができるように気をつけましょう。