自分の家でならトイレに行けても、外出先では行けないというお子さんもけっこういるものです。外出先でおもらしをすると、家にいる時よりも片付けが大変だったり汚すことに対して気を遣ったりするので、親としては外でトイレに行けないというのは困ることですよね。

しかし、子どもにとっては、家のトイレは慣れ親しんだ場所なので不安は無くても、外出先のトイレは慣れない場所なので不安に感じることもあります。そこで、外出先のトイレに行けない場合にできる対策について考えてみたいと思います。まず、外出先で行けない場合には、漏らしても困らない対策をしてから出かける必要があります。

例えば長時間の外出の時は紙製のトレーニングパンツをはかせる、出る前にトイレに行かせておいて短時間で用事を済ませる、着替えと万が一漏らした時に後始末ができるようなタオルやウエットティッシュや着替えを持ち歩くなど、何かあった時に困ることが無いような準備をしておくと、出かけるのが億劫にはなりませんね。

それから、外出先のトイレに慣れさせることも大切です。外出先のトイレを大人が使い、そこに一緒に入ってもらうなどすれば、お子さんが次第に慣れていくこともあります。そういう時、座れそうならお子さんもトイレに座ってみればさらにできると思えるかもしれませんが、嫌がる時に無理に座らせることはやめましょう。よけいに外出先のトイレを怖がることにも繋がります。

子ども用の小さいトイレや、補助便座を備えたトイレなどであれば、お子さんも使いやすいですね。小児科や、ショッピングモールや、デパートなどには補助便座を備えたトイレがあることもありますし、お子さん用の小さなサイズのトイレがあるところもあります。外出先のトイレは大きさが合わずに怖いと思うことも考えられますので、こういうところから始めて慣れさせるという方法もありますね。

それから、大きなトイレが怖いのであれば、大人が体を支えてあげる、手をつないでグラグラしないようにしてあげるなどの対策をすれば、怖いと思わずに利用できることもあります。

原因はいろいろ考えられますが、自宅のトイレと違う場所では、何となく行きにくいという気持ちはわかるような気がしますよね。そこで、無理に慣らそうとするのではなく、外に行くときは慣れるまで紙のトレーニングパンツでいいやと考えるなど、ゆとりを持ってお子さんと接することができるといいですね。